シリーズ 『中東和平は可能か?』 7.お互いに共有できる和平物語が必要

2019.04.15 Monday

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    民間組織(NGOの交流

     

     

    これはインターフェイスといって異なる宗教者同士の交流です。

     

    御存知のように中東は宗教無しでは存在できない地域ですので宗教者の役割が大変重要です。

     

    重要なのは、このように仲良くやっていますよという写真を撮ることではなくて、二つの重要な宗教が平和のために何か行動をして行く、実際に何かを成してゆくことが重要です。

     

    中東各地にいざこざが起こりますが、ユダヤ教、イスラム教各宗教指導者たちが駆けつけて解決への努力を行っています。

     

    平和と安全というのは誰にとっても重要な案件です

     

     

     

    このようにセキュリティサービスなど専門的に携わっていた人物たちを集めて彼等の意見を聞いています。これらの問題の根本にある課題は我々自身の態度、姿勢を変えなければならないことです。

     

    中東平和フォーラムが支援するZiv病院

     

     

    このツヴィ病院というのはシリア国境近くにあるイスラエル側の病院ですが、シリアの内戦で負傷した子供やご婦人などを手当てしています。

     

    この場を借りて中東平和フォーラムの方々にお礼を申し上げたいと思います。

     

     

     

    皆様方が集めて下さった支援金をツヴィ病院の院長に手渡した写真であります。

     

    皆様の寄付金はこのように負傷者の治療に使われております。

     

     

     

    これは、イタリアで撮った写真でありますがイスラエルとパレスチナの子供たちをイタリアに連れて行きまして親も一緒に連れてきてお互いに交流します。

     

    イタリアでは放送もされましたがイスラエルとアラブの子供たちがイタリアに来て一緒にサッカーをやっている姿です。

     

    こうしてみると子ども達はどちらがパレスチナでどちらがイスラエルか見分けがつきませんが、イタリア側とイスラエル側両方の国会議長もこの場に来ております。


     

    日本の政府の「平和と繁栄の回廊

     

    日本の政府も中東の和平プロセスを進めています。

    「平和と繁栄の回廊」プロジェクトの一環で、(「平和と繁栄の回廊」構想は,日本,パレスチナ,イスラエル,ヨルダンの4者による地域協力によりヨルダン渓谷の社会経済開発を進め,パレスチナの経済的自立を促す中長期的取組であり,2006年に,小泉純一郎総理(当時)がパレスチナを訪問した際に提唱した日本独自のイニシアチブである。)

    ヨルダン川付近でジャイカもプロジェクトを行っています。

     

    これはイスラエルとパレスチナの共存共栄に向けた中長期的取り組みとして、イスラエル人パレスチナ人が共に参加しながら環境を良くしてゆくプロジェクトです。

     

    皆様が家に帰ってから考えて頂くヒントになればと思います。

     

    ♦最後に

     

    パレスチナ問題に関心ある人たちは、一つの国の体制にするのか、二つの国の共存体制にするのか?とお考えになった事が有ると思います。

     

    一国家解決法だと一つのグループは完全に他のグループに依存するようになりがちです。

     

    今、もっと一般的に受け入れられている考えは二国家共存の解決案です。

     

    しかし最初にお見せしたようにあのような複雑な境界線で二つの国家が共存できるでしょうか。

     

    ですから完全依存でもなく、完全独立でもなく相互依存の関係が必要になります。

     

    それぞれの民族が独自のアイデンティティを持ちながらも相手を認め合った相互依存の関係が必要になります。

     

    そして共に栄える共存共栄の関係です。

     

    そして大切なことは、価値の共有です。

     

    一方にしか通じない価値観とか一方の民族にしか受け入れられないシナリオではダメです。

     

    お互いに共有できる和平物語が必要です。

     

    これで私の講演は終わります。皆様本当に御清聴ありがとうございました。

     

     

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