シリーズ Ziv Medical Center .轡螢内戦の負傷者を無償で治療するようになった経緯

2019.03.19 Tuesday

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    Ziv Medical Centerについて詳しく知ってもらうためにシリーズで記事を書いていこうと思います。

    内容はThe Jerusalem forum for peace and security Peace会長 Hod Ben Zvi氏の2015年の講演内容より抜粋したものです

     

    2011年からシリアにおいては内戦状態が続いておりますし、イラク、レバノン、トルコなど近隣の全域において紛争が起こっております。

    歴史を見ればわかるように、どのような戦争も悲惨なものではありますが、今日のシリアと周辺諸国の状況は、犠牲者の数が大きく、言葉も失うほどです。

    国連の推計では死者は22万人とされています。他の民間団体の推計によると、30万人とも言われています。

     

    もちろん、死者のほとんどは、実際の戦闘行為に関わって死亡した男性の戦闘員です。その中にはアサド政権に属する者もいるし、さまざまな反政府組織に属する者、テロ組織に属するものもいます。これらを全部合わせた数字です。

     

    内戦状況におこる残虐行為によって攻撃の目標とされたり、直接間接攻撃され死亡した民間人は、およそ30%に上ります。その民間人の中のさらに10%は女性です。最近の戦闘によって7000人の女性が殺害されたということになります。死者に加えて、非常に多くの負傷者が出ています。その数は100万人と見積もられています。

     

    シリア病院施設の破壊と医療従事者の海外逃亡

     

    死者や負傷者が出るのは他の国でも同様ですが、ここでの問題は死傷者の面倒を見るべき医療従事者の70%が海外に逃亡してしまっていることです。医者は比較的財産があり上流階級にあるので、治安が悪化するといちはやく海外に逃避してしまいました。

     

    その結果、わずか30%の医者や医療関係者しか国内に残っていません。加えて、患者を収容し手当する施設が壊滅状態にあります。

    病院の建物は破壊され崩壊し、手当をする施設がありません。

     

     

    シリア国籍負傷者をイスラエルで治療する理由

     

    イスラエルは、シリアやレバノンと国境を接しているという地理的関係上、シリアの状況に関わらざるを得ませんでした。

     

     

     それで、これまでだいたい2000人以上のシリア国籍の負傷者がイスラエル国内で治療を受けてきました。

    ツェファットという町のツィヴィ病院、ナハリアの西ガリラヤ病院、ティベリアのポリア病院、ハイファのランバン病院という4つの民間病院がそれに携わってきました。

    それに加えて、イスラエル陸軍の野戦病院があります。

    実際、この2,000名の患者というのは、最も重傷な患者で、多くは複数の負傷を負っています。設備の整ったイスラエルの病院に行かない限り、生存の望みが全くないような症例ばかりです。 

     

     

    ツィヴィ病院は無償の救援活動として始めた

     

    そして知っておいていただきたいことは、これらの病院が救援活動を始めたのは、完全に無償のボランティアとしてです。しかし、運び込まれる負傷者の数が増えるにつれ、手術や治療のコストは短期間に跳ね上がり、すでに10億円を超えています。これは地方の中小規模の病院にとっては大きすぎる負担です。

    そこに驚くべきことに、最初に財政的援助を申し出てくれたのはイスラエル防衛省でした。次に衛生省と財務省とが加わり、これらの病院を支援するための補助金が交付されるようになりました。

     

    Ziv Medical Center

     

     

     

    Ziv Medical Centerの支援はこちらから

    http://www.mepf.jp/donation/index.html

     

    また、各種お問い合わせはこちらから

    http://www.mepf.jp/contact/index.html

     

     

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